不要な角質を除去し、毛穴の汚れを取り去るピーリング治療・ハイドラフェイシャルを医師が解説します。
暑い季節には皮脂が増え、皮脂が多いと毛穴が詰まりやすくなります。そこに加えて、毛穴周囲の角質が溜まってしまうと、さらに毛穴が詰まります。毛穴が詰まると角栓になり、そこに併せてアクネ菌が増殖すると化膿したニキビにもなる場合もあります。
つまり、毛穴の中の汚れを取るとともに、毛穴周囲の角質のケアも同時に行わないと、毛穴の状態改善はできないという事です。
角栓を爪で押し出すという行為は、毛穴の汚れは中途半端にしか取れず、肌には傷がつきやすいため雑菌の繁殖にもつながりやすいという、良くない行為だという事です。
薬剤のみを用いる多くのピーリングは、角質の除去に特化しています。また、頑固な毛穴のつまりを除去するには力不足で、別の施術を受ける必要がありました。ハイドラフェイシャルは一度でその2つの効果を得られる施術です。
ハイドラフェイシャルはアメリカで開発された、水流を使った最新のピーリングで、FDAの承認も取得している、安全性の高い施術です。
さらに、従来のピーリングでは、施術後に肌荒れしたり、乾燥しやすくなってしまったりする方もおられます。一方、ハイドラフェイシャルでは、肌のうるおいは残したまま、肌に残った不要な角質を取り除き、毛穴の中の奥の角栓や皮脂を取り除くことができます。
不要な角質を取り除くことで、細かなシワやくすみを解消し、毛穴が再び詰まりにくくすることができ、肌の透明感や、キメの細かさに繋がります。
ハイドラフェイシャルで使用するチップにはいくつかの種類があり、用途によって使い分けます。チップは使い捨てなので衛生面も安心です。ダウンタイムもほぼないため、施術が終わったすぐ後にメイクをして帰ることもできます。
肌の状態にもよりますが、月1回の施術でお肌のコンディションを整えることが可能です。
当クリニックでは、同時導入できる美容成分が充実しています。
「ブライテノール™」、「ダーマビルダー™」だけでなく、「リージェン GF™」、「ナッシフMD ® ハイドラグルカン™」、「サーカディア®クロノペプチド ブースター」、「サーカディア® プロテック プラス ブースター」の4種が増えたことで、さまざまな肌に合わせた施術ができるようになりました。
人気があるのは、しわを改善し毛穴を引き締める効果の高い、ダーマビルダーと、シミやくすみを改善し、透明感ある美肌へと導く「ブライテノール™」です。
肝斑があるとハイドラフェイシャルは受けられせんよね?というのはよく聞かれる質問の一つです。受けられるかどうかは肝斑がどれくらいコントロールできているかによるので、私たちは肌の状態によって判断しています。
確かに、水流による刺激はあり、肌の状態によっては少しピリピリする刺激がある場合もあるので、悪化していっている状態の肝斑や色素沈着にはお勧めできませんが、悪化のピークを越え、改善しかけてきている状態なら、むしろピコトーニングと組み合わせて積極的に結果を出していくようにお勧めする事も多く、質問には肌の状態の見極めによるとお答えしています。
施術名:ハイドラフェイシャル
施術の説明:渦巻き状の水流を利用する、ケミカルピーリング時に起こりやすい乾燥や肌荒れのリスクを大幅に軽減した新世代のピーリング治療です。美容成分を含んだお薬と水を同時に使用し、肌の表面だけでなく、毛穴の奥まで不要な角質・角栓、皮脂だけを除去・クレンジングし、潤いを保ちながらくすみを改善し、みずみずしい肌を取り戻します。
施術の副作用:痛み、赤み、色素沈着など ヘルペスや皮膚炎、ひどいニキビのある方は施術を受けられません。
施術の価格:30,000円~50,000円(税込)