フォトフェイシャルはIPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる光を照射する施術です。メラニン色素だけではなくヘモグロビンなど複数の色素に対して効果を発揮するため、シミやそばかす、赤ら顔などさまざまな肌のトラブルを同時に解決できることが特徴です。
フォトフェイシャルはいくつもの作用があるのが一番の特徴です。
まず、メラニンに吸収されるため、過剰なメラニンに作用し、シミや肝斑、ソバカスを改善させる効果があります。施術で破壊されたメラニン色素は2~3日でお肌の表面に浮き上がり、皮膚の代謝によって古い角質や老廃物と共にはがれ落ちていきます。
また、赤みのもとになるヘモグロビンという色素にも吸収されるので、毛細血管の拡張で引き起こされる赤ら顔にも効果的です。
ニキビの原因となるアクネ菌がつくるポルフィリンに対して有効なので、アクネ菌を殺菌し、炎症性のニキビを改善していく効果も期待できます。
さらに、色素に作用するだけではなく、光が肌の奥深くまで到達することもフォトフェイシャルの特徴です。肌の表面では表皮の細胞を活性化させ、肌の深部では肌のハリを支えるコラーゲン線維やヒアルロン酸やエラスチンを作り出す線維芽細胞を活性化させるので、毛穴の開きや小ジワを改善し、ふっくらとしたハリ感がありキメの整ったお肌を目指すことができます。
&ABCクリニックには最新レーザーのピコシュアもあります。
フォトフェイシャルもピコシュアも、光を照射するという点では共通している美肌治療ですが、実感していただきたい効果は違います。治療していきたい内容によって選ぶ機械を自由に変えていけるのは、サブクリだからこそできることですよね。
フォトフェイシャルに関して私たちが重視している選択ポイントは3つです。
まず、濃いしみやそばかすがたくさんある場合、まずはフォトフェイシャルで薄くしてしまいましょう。次に、薄いシミやくすみが気になる場合はピコシュアがおすすめです。
赤ら顔が気になる場合はフォトフェイシャルが有効ですが、肌の状態によっては水光注射などほかの治療を優先して受けて頂く場合もあります。
また、ピコシュアで実現できる肌は、赤ちゃんの肌のようにふんわりと柔らかく光を反射する肌、フォトフェイシャルは、もっちりとした肌です。肌質改善のために定期的にピコシュアを受けられ、イベントの直前にフォトフェイシャルを受ける、など使い分けも人気です。
洗顔していただいた後、ジェルを塗布し、肌の状態に合わせたフィルターを選んで顔全体に照射していきます。ぴかっと光るまぶしさと、軽くはじかれる刺激がありますが、痛すぎる強さを我慢する必要はありませんので、その場合は出力を調整します。
施術後はジェルをふき取ったのち、軽くクーリングを行います。その後すぐにメイクをしていただいても問題ありません。
施術後の肌は、数時間赤みが出ることもあります。また、通常よりも乾燥しやすくなっているので、パックや美容液や保湿クリームで数日間しっかり保湿していただいたほうがより効果が高まります。
&ABCクリニックでは、フォトフェイシャルの治療効果を高めるために、施術後に高濃度のビタミンCやトラネキサム酸をイオン導入することもできます。施術直後の肌にイオン導入を行うことで、有効成分を肌のより奥深くまで浸透させ美白・美肌効果が高まります。
1回の施術でも高い効果を実感できますが、3~5回と治療を繰り返すことでより高い効果が期待できます。フォトフェイシャルだけではなく他の治療を効果的に取り入れることで理想とする肌により早く導いていくことができます。
シミやそばかすがすでに気になり始めている方はもちろん、まだそこまで気にならない20代後半や30代でも、フォトフェイシャルは受け始めるべきだと考えています。
フォトフェイシャルには肌の深くまで活性化させる効果があり、シミや小じわが増えていくのを予防していく効果が期待できるからです。
フォトフェイシャルが世に出て既に20年が経とうとしていますが、継続的に受け続けていた方の肌はやはり違うと感じています。