SUBCLi

コラム

ピコトーニング

マシン治療(美容皮膚)

シミ治療はもちろん、ハリのある美肌へと導くピコトーニングを医師が解説します。

 

 

シミはなぜできるの

お肌の相談では、「シミを取りたい」と来院される方が最も多いのですが、「シミ」は医学用語ではなく、茶色いものはシミだと認識されるようです。
医学的には、「老人性色素斑」、「肝斑」、「そばかす」、「ADM」、「炎症性色素沈着」であることが多く、場合によっては「ほくろ」もシミとして相談に来られます。

 

どの種類のシミも茶色い色素であるメラニンがある、という事では同じなのですが、色素の量と深さが違うために、治療法が変わってきます。

 

今回紹介するピコトーニングが有効なのは、主にメラニンが、薄く、浅いところに広範囲に広がっている、肝斑、炎症後色素沈着だと思ってもらえると間違いないでしょう。

 

いわゆる、「くすみ」とそれが濃くなってしまったシミです。

 

メラニンは本来、紫外線から肌細胞を守るために生成されますが、紫外線やニキビなどの炎症による肌のトラブル、過剰な摩擦といった肌へのストレスが過剰になり、排出が滞ると、ターンオーバーが正常に機能しなくなり、メラニンはシミになります。

 

また、女性ホルモンのバランスや喫煙などもメラニンを増加させる原因になってしまいます。

 

 

ピコトーニングとは

 

ピコトーニングとはピコレーザーを使った美肌治療です。
ピコレーザーとは、今までのスタンダードであったナノ秒レーザーよりも短いピコ秒でレーザーを照射することが可能となったレーザーです。
照射時間が短くなることでレーザーによる皮膚への熱ダメージが非常に少なくなり、衝撃波で色素を破壊することが可能です。

 

ピコレーザーを肌に低出力で照射することで、メラニン色素を少しずつ分解・排出していき、シミや肌全体のくすみ改善することができます。私たちもピコトーニングを導入するまでは従来のレーザーを使ったレーザートーニングを行っていましたが、半分ほどの少ない治療回数でより高い治療効果を得ることができるため、トーニングを行う方は全例ピコトーニングを受けていただいています。
赤みも2時間以内でほぼ消える方が多く、肌への負担、ダウンタイムが少ない、最先端の美肌治療です。

 

 

サブクリのピコレーザー治療について

当院では数あるピコレーザーの中からピコシュアを選んで使用しています
ピコシュアは米国サイノシュア社が開発した世界初の医療用ピコ秒レーザーです。FDA(アメリカ食品医薬品局)でシミ・そばかす・ADM等の色素斑の除去、小ジワの改善、ニキビ痕の改善における承認を取得しています。

 

ピコシュアは唯一、アレキサンドライトレーザーのピコレーザーで、メラニン吸光度が高いため、メラニン色素に反応しやすく、赤みに反応しにくいという特徴があり、赤みの残るニキビ跡の炎症後色素沈着や唇の色素沈着にも効果的です。

 

更に、シミを改善するだけではなく、真皮にもアプローチしてコラーゲンの産生を促すので、ピコトーニングを継続することで肌質の改善を導き、内側から本来の肌の美しさを蘇らせます。

 

 

過剰なスキンケア、肌への刺激

正常なターンオーバーを維持する事がきれいな素肌を保つために必要となりますが、過剰な洗顔やスキンケアによってターンオーバーが乱れている方も多いのが現状です。
必要以上に保湿力の高い美容液や美容クリームを使用していませんか?肌を甘やかしすぎると、肌の自己再生力が弱まり、ターンオーバーの乱れにつながってしまいます。
また、やさしい洗顔を心がけていても、必要以上のピーリングや、むくみを取るマッサージのしすぎも肌を痛めてしまい、シミのできやすい肌となってしまいます。

 

スキンケアで迷われた方も、是非当クリニックの医師にご相談ください。

 


 

施術概要

施術名:ピコトーニング
施術の説明:755nmの波長を使用した施術です。メラニン色素に対する吸光度が他の1064nmのピコレーザーに比べて高いため、色素のある部分に選択的に働き、シミやくすみといった皮膚表面の色調を改善します。
施術の副作用:赤み、内出血、腫れ、熱傷(傷の肥厚・ケロイド形成)、水疱、色素沈着など。光アレルギー、てんかんの既往のある方、ヘルペスや皮膚炎、ひどいニキビのある方は施術を受けられません。
施術の価格:30,000円~50.000円(税込)

TOP